看護学校や大学の学生時代には実習やサークル活動などを通して先輩とのつながりができることは珍しくはない。
その際に、能力的にも人格的にも優れている先輩を見つけて仲良くなることはよくあるだろう。
その憧れの先輩が就職した先を把握しておいて、自分が就活をするときに同じ職場を選ぶというケースも少なくはない。
女性同士のつながりは強く、特に在学中に仲が良かったという場合には就職先を決める理由としても十分なものだろう。
この決断が成功につながることも多く、働きやすい職場環境を手に入れられて満足するだろう。
看護師にとって初期にどのような職場で働くかは後々にまで大きな影響がある。
最初に受ける現場での教育は基本のスキルとしてよく身につくものであり、憧れの先輩に教わる機会に恵まれれば能力の伸びも良いだろう。
一方、先輩後輩の関係になれなかったとしても同じ職場に信頼関係が既に築かれている先輩がいるだけで心強くなる。
慣れた人といつでも付き合いを持てる職場にいると安心して働くことができ、辛いことがあっても相談しやすくなるのである。
苦しい日々になる場合もあるが、その支えになってくれる先輩がいるため苦難の道も乗り越えやすい。
しっかりと看護師としての基礎を学べる初期の期間を過ごせることにつながり、将来的に役立つ能力を獲得しやすいだろう。
学生時代に作った先輩とのつながりは就職先の決定やその後の成長にも大きな影響を及ぼすのである。